column 005:「figue」
6月30日、フランス料理店「ル・グラン・コントワー」において、
初夏の特別コース料理のデザートとして登場したのが、いちじくの温製バニラ風味ヨーグルトシャーベット添え。
何というハッピーな感動!
私はあまりの美味しさに、瞬く間にいただいてしまいました。
甘味というよりも・・・
バターのまろやかさに包まれたいちじく(figue)のコクのある甘い香りが口の中いっぱいに広がり・・・・
バニラビーンズの香ばしさと酸味のあるジャーベットとの素晴らしいハーモニーを体感させてくれました。
そういえば、子供のころに・・・・・
もぎたてのいちじくをよく食べたものです。
フルーツ、というよりも、どことなく大人の香りのするお菓子、という印象で私は大好きでした。
いちじくのことを、無花果、と書くのは、花が花嚢の中におさまって外から見えないからだとか。秘密めいたフルーツ。香りも独特です。
さあ、私はアロマセラピストとして、当日のイベントで食卓に灯すアロマキャンドルとお料理に合う食前、食後のハーブティーをご用意したのですが・・・・
いちじくのデザートの直後にお飲みいただく、ときいて
これは穏やかな香りのリンデン&カモミールを、と考えました。
2種のうち、香りが強いカモミールを控え目に、琥珀色のやさしいリンデンの風味を、デザートの後味を消さないようにとブレンド。
フルコースをいただいた後なのに身体もなんとなく軽やか。
すてきなひとときでした。
update:2003-09-15 / by Sawa Hirano